■出会いの春♪ 最終回

★自称小説家『さいとう たかお』の
 ちょっと甘くて切ないラブストーリーを
 お楽しみ下さい!

日増しに夜明けが早くなり

雄一朗の気持ちも

弾んでいた

涼子とは

月に何度か会うように

なっていた

お互いの気持ちも

少しづつ

通じてきたような気がした

いつ

話を切り出すか

そのタイミングを見計らっていた

しかし

想定外の答えだった時に

自分を見失いそうな気がした

涼子は

なんと言うだろう?

いや

もうこのままでも良いか

葛藤の日が続いた

休みの日に気軽に会ってくれる

貴重なガールフレンドは

今の雄一朗にとって

大切な存在であった

また振出しに戻って

出会いを探すのも骨が折れるな・・・

『りょうこ!だいすきだ!!』

青空に向かって

雄一朗は叫んだ

【完】
※ストーリーに登場する人物等は
 全てフィクションです