
★新人スタッフ『さいとう たかお』がお届けする
ちょっと甘くて切ないラブストーリーを
お楽しみ下さい!
最近どうも眼の調子が優れない
『僕にはマリしか見えないんだ♪』
雄一朗がそう言うと
マリは、少し照れたように笑った
マリは、親元を離れ美容関係の専門学校に通っていた
スレンダーな体形はモデルのように美しい
何度か会ううちに、彼女は自分の家族の事や
現在の状況、これからの夢を話してくれた
住んでいるマンションの場所も教えてくれたが
足が向かなかった・・・
雄一朗が、唯一気がかりだったのが
マリの勝ち気な性格だった
『今度、食事に連れて行って欲しいな♪』
マリが、雄一朗に言うと
「ああ、わかった」
雄一朗は、そっけなく答えた
彼女は、自分の事をどう思っているのだろう
雄一朗は、彼女が行ってみたいというお店に予約を入れ
食事に行く事になった
いつしか会話の内容をシュミレーションしている
自分があった
今夜は、彼女の英語の発音に酔いしれることに
しよう
さて、そろそろ待ち合わせ場所に向うとするか
【つづく】
※ストーリーに登場する人物等は全てフィクションです