★新人スタッフ『さいとう たかお』がお届けする
ちょっと甘くて切ないラブストーリーを
お楽しみ下さい!
とある日、嵐のような天候の中
一人孤島に取り残される
そんな妙な夢を見た
唯と出会ってから5年程が経った頃だろうか
いつの日か唯と連絡が取りずらくなっていた
雄一朗はさして気にも留めていなかったが
あれっ、唯の様子がおかしい
そう気付いた時にはもう遅かった
何度と無く唯に連絡をすると
やっと唯から返信がある
ある日突然、あってはならない事が・・・
おきてしまう
唯からのLINEの文字は・・・
何度読み返しても現実を受け入れる事は
出来そうにないものだった
「たまちゃん、今までわがままなわたしと
付き合ってくれてありがとう
とても楽しかったよ
いつまでもずっと元気でね♪」
注:唯は雄一朗の事をたまちゃんと呼んでいた
雄一朗は、唯の気持ちが自分から完全に離れている事を
実感した・・・
気持ちを落ち着け唯にLINEを送った
「今まで楽しい思い出をありがとう
唯と出会えて本当に良かったよ
これから暑くなるけど、仕事頑張ってね♪」
雄一朗が愛した唯への精一杯のメッセージだった
その夏、雄一朗が唯の水着姿を見る事はなかった・・・
【完】
※ストーリーに登場する人物等は全てフィクションです
☆次回予告編:「暑い夏」四部作にて執筆中!