■陽だまり 第一話

★自称小説家『さいとう たかお』の
ちょっと甘くて切ないラブストーリーを
お楽しみ下さい!

『あっ・・・♪』

雄一朗は

目の前の若い女性を見るなり驚いた

きつねにつままれるとは

このことだろうか

一瞬目を疑ったというか

目を大きく見開いた

えっ、夢か?

そんなレベルであった

そこには

今から20年程前の「あの子」

そのままの女性がいた

気を取り直すと

女性は幽霊ではなく

あの子の娘であった

あの子は

雄一朗よりひとつ年上であった

残念ながら・・・

あの子には、興味は失せていた

当然、興味を引いたのは

娘の朝子のほうであった

【つづく】
※ストーリーに登場する人物等は
 全てフィクションです