茹だる様な夏が過ぎ去ろうとしていた
だが、秋というには、まだ早いか
そんな頃、久しぶりにA美からLINEがあり
食事に行く事になった
半年振りくらいか
A美は綺麗になっていた
女性で言うところの「女ざかりか♪」
雄一朗は
A美の年齢が気になっていたが
会話の途中で、現在33歳だとわかった
「誰か言い寄ってくる男性はいないの?」
雄一朗が聞くと
「うん、全然・・・」
A美は答えた
A美は、以前よく雄一朗とランチに
行っていた頃の話をした
そして具体的な店名を挙げて
その時の会話の一部も覚えていた
雄一朗は
すっかり忘れていたのに・・・である
【つづく】
※ストーリーに登場する人物等は
全てフィクションです