★新人スタッフ『さいとう たかお』がお届けする
ちょっと甘くて切ないラブストーリーを
お楽しみ下さい!
弘美とは、予約した飲食店の近くで
待ち合わせをした
約束の時間に現れた弘美を見て
雄一朗はホッとした
お店のカップルシートは
二人の距離を縮めてくれた
『なんだか、恋人同士のようだね♪』
雄一朗がそう言うと
弘美はフフッと笑った
学生時代の懐かしい話や共通の友達の話題など
アルコールの力も借りて話は盛り上がる
その後、弘美は、現在の自分の状況を赤裸々に
話してくれた
かなり深刻な部分もあり
雄一朗は、じっと耳を傾けた
話は雄一朗の近況とも酷似する部分もあり
お互いそんな歳になったんだなと
共感する事も多かった
弘美が僕と一緒になってくれるのなら
こちらで仕事を探しても良い
そんなふうにも思っていた
第二いや第三の人生か・・・
まだまだ続きそうだな
雄一朗は、グラスのビールを
飲み干した
【つづく】
※ストーリーに登場する人物等は全てフィクションです