生ビールを何杯か飲んで
雄一朗は
ほろ酔い気分だった
隣に座るA子の横顔を眺めていると
咄嗟に、R子に見えて
※R子:注釈あり
ドキッとしてしまった
今、目の前にいる彼女が元カノに見える
そんなイメージだった
R子は、今頃どうしてるだろう
雄一朗の部屋には
未だにR子の写真が何枚も
飾ってある
今思えば
R子が一番キレイだった時か
そろそろかとは思いながら
ずっとそのままにしてある
この部屋に最初に訪れるであろう彼女に
破られるのは間違いないというのに・・・
【完】
注:R子 熱心な読者の方なら「あっ、あの子」と
わかって頂けるはず
※ストーリーに登場する人物等は
全てフィクションです