動線って何?
先日問い合わせいただいたお客様と
少しだけお家のお話したときの会話です。
お家を作る上で何が一番大事ですか?
う?ん?・・・・・・・う?ん?
動線でしょうか?
動線てなんですか?と質問がでました。
チョットこちらでお話を!
玄関を上がり廊下を通ってリビングに入る、あるいは、キッチンで、冷蔵庫を開けて、肉を調理台に置き、レンジの火をつける、という一連の動きが動線と呼ばれ、家を設計する時は、この道筋を考えます。
これを考えずにプランを立てると、お風呂に入ること一つとっても、大変な動きになったり、使わないスペースが出来たりと、暮らしにくい家になると言われています。
中心にリビングをつくる幼い子どもさんがいる家は、「見える動線」が大事だと言われています。
家族の集まるリビング、あるいはキッチンを中心に、玄関、風呂、洗面所、寝室、子ども部屋等を配置します。
キッチンからどの部屋も見え、家の空間を大きくする効果もあります。
幼い頃は子ども部屋を仕切らずに廊下の一部の空間にすることで、いつでも中心のキッチンから子どもの様子を見ることができますね。
少し大きくなれば、収納家具で間仕切りをつくるなどの工夫が出来ます。
問題点は、お風呂から出てきた場合なども、すべてリビングを通る、ということになり、「お客様がある場合は・・・」と悩む方もいます。
さて、あなたの家に年に何回の夜の来客があるでしょうか?
幼い子どものいる家の間取りは、家族の暮らしということを第一に考えるとよいでしょう。
家でごはんを「美味しい」って食べたり、にこにこ笑ったり、遊んだり・・・。
家族の中に子どもが加わると、普通の家の時間がかけがえのないものになります。
子どもは家で育つものです。
引きこもりや不登校等、近年では、家がつくる子どもの問題が取り上げられています。
整然としたモデルハウスの中だけが、素敵な家ではありません。
子どもの声にいつでも耳を傾けられるような間取りを考えていきたいですね?
私、staff 1号も13年前に家づくりをしましたが、今お書きした知識が昔あったらと、最近つくづく思います。
staff 1号