■恋の行方 第二話

★新人スタッフ『さいとう たかお』がお届けする
ちょっと甘くて切ないラブストーリーを
お楽しみ下さい!

最近どうも眼の調子が優れない
『僕にはマリしか見えないんだ♪』
雄一朗がそう言うと

マリは、少し照れたように笑った

マリは、親元を離れ美容関係の専門学校に通っていた
スレンダーな体形はモデルのように美しい

何度か会ううちに、彼女は自分の家族の事や
現在の状況、これからの夢を話してくれた

住んでいるマンションの場所も教えてくれたが
足が向かなかった・・・

雄一朗が、唯一気がかりだったのが
マリの勝ち気な性格だった

『今度、食事に連れて行って欲しいな♪』
マリが、雄一朗に言うと

「ああ、わかった」
雄一朗は、そっけなく答えた

彼女は、自分の事をどう思っているのだろう

雄一朗は、彼女が行ってみたいというお店に予約を入れ
食事に行く事になった

いつしか会話の内容をシュミレーションしている
自分があった
今夜は、彼女の英語の発音に酔いしれることに
しよう

さて、そろそろ待ち合わせ場所に向うとするか

【つづく】
※ストーリーに登場する人物等は全てフィクションです