■最後の夏 第二話

★新人スタッフ『さいとう たかお』がお届けする
ちょっと甘くて切ないラブストーリーを
お楽しみ下さい!

☆第一話はココをクリック↓

僕達は、何処に向おうとしているのか
唯と雄一朗は、終着駅の見えない列車に乗ってしまった

好きの反対は嫌い
愛するの反対は憎しみとなる

その日がもしかしてくるのではないか・・・
雄一朗は、思わずハッとする時がある

唯は小柄で可愛かった
大学生からだんだんと大人の女になっていく過程を
見届けられた
それで充分だったのかもしれない

会う度に大人っぽくなる唯

食事や買い物や旅行
唯と過ごす時間はとても楽しく
雄一朗の心の隙間を埋めてくれた

そんな唯と雄一朗だが
実は数ヶ月会ってなかった時期がある

久し振りに唯から連絡があった

彼女はいつの間にか隣町へ引越しをしていた
どうも家庭の事情だったらしく詳しくは聞かなかった

この老いぼれでも頼りにしてくれるのか
雄一朗は嬉しかった

毎年のようにクリスマス前には
唯のお気に入りのケーキを注文し
ジングルベルを聞きながら一緒に食べた

唯はホワイトクリームにイチゴが沢山のったケーキが
好みだった

そんな当たり前のような唯との蜜月が続いていた

【つづく】
※ストーリーに登場する人物等は全てフィクションです