【New comer ♪】第三話

「そうそう、良いよR子ちゃん♪」

「じゃあ、ちょっと右を向いて
左手を髪に当ててみようか」

R子には、雄一朗の専属モデルを

してもらっていた

知り合ってからだと

もう10年くらいになるだろうか

今までのR子との思い出が

甦ってくる

心にポッカリと穴が開いたというよりは

現実を受け止めれない自分がいた

そんな中、雄一朗は

今流行のクロスバイクやロードバイクを購入した

初心者向けの講習会のようなものを考えていた

実は、雄一朗は若い頃に

競輪選手を目指していた頃があり

当時は、地元のプロ選手に指導して

もらっていた実績がある

これはビジネスモデルではなく

昨今の自転車ブームの裏側で

事故が多発していると言う事実を

踏まえ、この安全教室を無料で

開催する事により、何か役に立てるのでは

ないかと考えていた

【つづく】

※ストーリーに登場する人物等は
 全てフィクションです